ラピスラズリ
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鉱物名 | - | 和名 | 瑠璃 |
化学組成 | アウィン・ラズライト・ソーダライト・ノーゼライトなどの混合の岩石 | 誕生石 | 12月 |
結晶系 | 塊状 | 硬度 | 5-5.5 |
比重 | 2.38-2.95 | 宝石言葉 | 真実、高貴、永遠の誓い、成功、繁栄、健康 |
屈折率 | 平均1.50 | 語源 | ペルシャ語で青色を意味する「Lazward」に由来 |
一般処理 | - | 色 | 紺青色 |
価格例
ラピスラズリとは
ラピスラズリは日本では瑠璃(るり)と呼ばれ、七宝の一つでもあります。そのラピスラズリとは、正確には一つの鉱物をさす名称ではなく、ラズライトを中心とし、ソーダライト、アウイン(アウイナイト)、ノーゼライトで構成され、そこに部分的にカルサイト(白っぽい筋模様)やパイライト(黄鉄鉱でできた金粉模様)が混入したものです。
ラピスはラテン語で「石」を意味し、ラズリは「青」を意味するペルシア語の「Lazward」(ラテン語の「Lazur」)がラピスラズリの石名の語源で、ちりばめられた金は「星」を象徴しています。
ラピスラズリの品質と産地
ラピスラズリは、前述のように、単一の鉱物ではないため、均一な色をしていることが少ないのですが、紺青色の一様なものが評価が高くなります。また、パイライト(黄鉄鉱でできた金粉模様)インクルージョンが美しく点在し、黄金色に輝いたものがさらに高く評価されています。逆に、カルサイト(白っぽい筋模様)が多くあるものは、評価が下がります。
ラピスラズリの産地としては、アフガニスタンが有名で6000年以上の歴史があるといわれています。そのほかシベリア、チリ、カナダ、アメリカ・コロラド州などでも産出します。