宝石のお手入れと保管を怠ると大変なことになってしまいます。正しいお手入れを知っておきましょう。

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宝石のお手入れと保管

お手入れ基本ポイント宝石別お手入れ一覧表宝石別お手入れ方法

ジュエリーの手入れと保管

ジュエリーと長く付き合うためには、日ごろのケアや、扱い方が大切です。 このページではジュエリーの取り扱いの基本をご紹介します。 ジュエリーは日常のケアを十分に行なえば美しさを永遠に保ちつづけてくれます。 大切なジュエリーですから一生ご愛用いただきたいものです。

お手入れ基本ポイント

「着けたら拭く」を習慣にする
ジュエリーを身に着けると、どうしても皮脂や汗、化粧品による汚れが付着することは避けられません。 この汚れをほうっておくと、パールやトルコ石など、デリケートな宝石類に致命的なダメージを与えます。 ダイヤモンドのように強さのある宝石でも、汚れをため込めばせっかくの輝きがくすんでしまいます。

着けたジュエリーは必ず、シリコンクロスのような布などでよく拭いてから宝石箱の中にしまう習慣を つけましょう。これだけでもジュエリーの傷みは、かなり防げます。

できるだけ個別に保存する
地球上でもっとも硬い鉱物、ダイヤモンド(硬度10)それに対して18金やプラチナは硬度約4.5。 ジュエリーを乱雑に扱うと硬度の高い宝石と貴金属がこすれあい、細かな傷がついてしまいます。 パール(硬度3)やコハク(硬度2)などは、こすれてできる傷の度合いはもっと深刻。 ジュエリーはできるだけお互いがぶつかり合うことのないようにしまいたいものです。 できることなら専用の宝石箱にきちんとしまってあげてください。

旅行などに付け替えようとして持っていくときも、1点1点を個別に包んだりトラベル用のポーチを使用したりと、 できるだけ気をつけるように心がけましょう。

宝石別お手入れ一覧表

「石」とはいっても宝石はきわめてデリケート。
それぞれの宝石のウィークポイントをおさえて寿命を最大限に延ばしましょう。





























ダイヤモンド ×
ルビー
サファイヤ
エメラルド × × ×
ガーネット ×
アメシスト ×
アクアマリン
パール × × × × × × ×
ペリドット ×
トルマリン ×
オパール × ×
トパーズ × ×
シトリン × ×
タンザナイト × ×
プラチナ
ゴールド
○:安全  △:できるだけ避ける  ×:避ける

宝石別お手入れ方法

ダイヤモンド
ダイヤモンドはキズには強いですが、油汚れや静電気によるほこりが表面につきやすいジュエリーです。 家庭では毛先のやわらかい歯ブラシと、中性洗剤でダイヤモンドを磨きます。 毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく落としたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。

ルビー、サファイヤ
ルビー、サファイヤは、ダイヤモンドに次いでモース硬度が硬く、耐久性は貴金属で1番です。 熱や薬品にも強いので家庭でも手入れはできます。ダイヤモンドと同じく毛先のやわらかい歯ブラシと、 中性洗剤でダイヤモンドを磨きます。毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく落としたら、 ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。

エメラルド
エメラルドは、以外にもろく、超音波洗浄器や熱に弱いので充分な注意が必要です。 家庭での手入れは、シリコンクロス等で汚れや指紋を取る程度にしたほうがよいでしょう。

パール
真珠は、有機質の生き物なので、汗や汚れに弱く傷つきやすいのが特徴。 シリコンクロスなどの柔らかい布でふき取ります。化粧品やヘア剤などの酸が付いてしまうと変色の原因になります。 汚れがひどい場合は、ぬるま湯で洗い落としましょう。水道水にも塩素が含まれているので浸け置きは禁物です。

トパーズ
トパーズは、硬度は高いのですが、横にひびが入りやすい性質を持っています。 ですからキズは付きにくいですけれども、ぶつけたり落としたりすると簡単にひびが入るので注意が必要です。

アクアマリン
アクアマリンは、キズに強く、割れにくい、どちらかというと扱いやすい宝石です。 家庭では毛先の柔らかい歯ブラシをお湯に浸し、細かく泡立てた石けんを使ってアクアマリンを磨きます。 毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく除いたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。

ガーネット
様々な種類があるガーネットは、比較的硬度が高く、薬品や熱にも強いのが特徴です。家庭ではシリコンクロスなどの柔らかい布で汚れや汗をふき取るとよいでしょう。汚れが目立つ場合は、毛先の柔らかいと中性洗剤でガーネットを磨きます。毛先を使い爪の間や裏側についた汚れをよく除いたら、ぬるま湯で丁寧にゆすいで柔らかな布で水分をふき取ります。
ただし、デマントイドガーネットだけはガーネット族の中でも硬度が低いので、取り扱いには注意が必要です。

トルマリン
トルマリンは、電気石とも呼ばれるように、摩擦や加熱で帯電しやすい宝石です。 そのため、表面にほこりがつきやすいので使うたびに注意しましょう。 シリコンクロスなどの柔らかい布で汗や汚れ、指紋をふき取るとよいでしょう。

オパール
オパールは硬度が低く、割れやすくて傷つきやすい。水分を含んでいるので熱や乾燥でもひび割れを起こしますから、 調理の火にも注意しましょう。超音波洗浄機も厳禁です。



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