ターコイズ(トルコ石)
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鉱物名 | - | 和名 | トルコ石 |
化学組成 | CuAl6(PO4)4(OH)8・5H2O | 誕生石 | 12月 |
結晶系 | 三斜晶系 | 硬度 | 5-6 |
比重 | 1.61 | 宝石言葉 | 成功、繁栄、健康 |
屈折率 | 2.40〜2.85 | 語源 | トルコ経由もしくはトルコ人がヨーロッパに持ち込んだ為 |
一般処理 | -(産地によりアクリル処理) | 色 | スカイブルー・青緑・青・緑 |
価格例
ターコイズとは
ターコイズ(トルコ石)は最も古い宝石のひとつで、その起源は、5000年〜6000年前に遡ります。そしてターコイズ(トルコ石)模造石が作られた最初の宝石でもあります。名前は、ターコイズ(トルコ石)といわれていますが、トルコで採れた記録はなく、その昔、トルコ経由もしくはトルコ人がヨーロッパに持ち込んだことから、ターコイズ(トルコ石)と呼ばれるようになりました。
ターコイズ(トルコ石)は、「成功」の象徴とされ、「旅のお守り」としても古くから珍重されてきました。もちろん自分自身で購入されるのもよいですが、人にプレゼントされると、幸せになれると言われています。ラピスラズリやタンザナイトと共に、12月の誕生石でもあるので、身近な12月誕生日の方への贈り物としても最適です。
ターコイズ(トルコ石)の見極め
ターコイズ(トルコ石)は、インディアンジュエリーなどでもよく見かけ、露店などで販売されるケースも多く見られます。一般の店舗と比較してあまりにも安いものは注意が必要です。というのも、水晶などと同様に、練り物(ターコイズの粉末を樹脂やプラスティックで固めたもの)も多く流通しています。1971年には、フランスの有名な宝石合成メーカーであるギルソンが、ターコイズの合成に成功して、販売を開始しました(もう終了しています)。そのほか、青い樹脂を染み込ませたものや、ハウライトなどの別の宝石に着色したハウライトトルコなるものも多く流通しています。
ターコイズ(トルコ石)の品質と産地
ターコイズ(トルコ石)は、産地によって色味や模様などの様々な特徴があります。そのひとつが、「ネット」と呼ばれるくもの巣模様で「スパイダーウェブ」とも呼ばれます。一般的には、単色で模様がないものよりも、このネットが細かく入っているほうが価値が高くなります。
高価なターコイズ(トルコ石)は、全て産地(鉱山)の名称で取引されることが多く、ネバダ州の様々な鉱山の産出ターコイズ(トルコ石)が最も高値で取引されています。とくに産出が極めて少ないか、全て掘りつくされた山地も多く、マニアの間ではレアものとして取引されています。
一般的には、ターコイズ(トルコ石)の中でも最も貴重な産地としてあげられるのがペルシャ産で、とくにイランのネイシャプル鉱山からは、高品質なものが多く産出されます。
そのほかアリゾナ産やメキシコ産などもありますが、最近では特に中国産が多いようで、ネットが入っているものも多く産出されますが、いまいち評価と価格は低めとなっています。