ハリー・ウィンストン HARRY WINSTON |
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創業 | 1932年 |
創始者 | ハリー・ウィンストン |
本社 | アメリカ |
公式ホームページ | http://www.harrywinston.com/ |
価格と商品例
ブランド略歴
「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されるハリー・ウィンストンは1896年にニューヨークの宝石商の息子として誕生。宝石の真価を見分ける優れた能力をもっていたハリーは、12歳のとき、ある店で25セントの緑の石を購入。その石が、エメラルドだと見抜いていたハリーは、宝石商を営む父のもとに持ち帰り、石は800ドルで売却されました。この話は伝説のように現在でも語り継がれています。
1920年プレミア・ダイヤモンド社をニューヨーク五番街535番地に設立。その後、1932年にハリー・ウィンストン社をニューヨークの51番通り東に設立。1943年にアカデミー賞の授賞式に着用するジュエリー貸し出しを提案し、1947年にはキャサリン・ヘップバーンが、インクイジション・ネックレスを身につけて授賞式に出席しました。
1949年に新聞王のエヴァリン・ウォルシュ・マクリーン婦人の遺産の中からハリー・ウィンストンがホープ・ダイヤモンド買いました。ルイ14世やマリー・アントワネット等の有名人が所有し、所有者を不吉な運命に導いたという世界最大(45.52カラット)のブルーダイアモンドです。ハリー・ウィンストンだけが、ホープ・ダイヤモンドによる影響を唯一逃れた人物であることから、ハリー・ウィンストンはホープ・ダイヤモンドに唯一認められたのかもしれません。10年間所有した後、スミソニアン博物館に寄贈しました。その後も、ハリー・ウィンストンは、63年に八角形の『ポルチュギーズ・ダイヤモンド』(127.01カラット)を、64年に世界最大級(253.7カラット)の無傷に近いダイヤモンド原石の完璧な結晶体『オッペンハイマー』を同博物館に寄贈しています。
ハリー・ウィンストンの死後、息子であるロナルド・ウィンストンに受け継がれました。顔写真を一切公開しなかったハリー・ウィンストンですが、死後に1枚だけ写真が公開されています。
2004年ハリー・ウィンストンはアバー・ダイヤモンド・コーポレーションに買収されましたが、ハリー・ウィンストン会長ロナルド・ウィンストンは「ハリー・ウィンストンの70年の歴史において、これは大きな1日である。アバーの我社への投資によって、我々は新市場の拡大と新商品の紹介ができるようになる。」と歓迎しているようです。
2005年4月からの経営主体が、アバー社に移り、アバー社のトーマス・オニール社長がハリー・ウィンストン社のCEOとなっています。
経営主体が代わった現在においても、ハリーウィンストンは有名ハリウッド女優の憧れでもあり、アカデミー賞の受賞式では、こぞってハリー・ウィンストンのジュエリーが着用されています。