カルティエの紹介。創業年、創業者からブランドの略歴まで詳細解説。

石.jp

カルティエ


カルティエ Caltier

創業 1847年
創始者 ルイ・フランソワ・カルティエ
本社 フランス
公式ホームページ http://www.cartier.com/jp/

価格と商品例

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ブランド略歴

1847年、ルイ・フランソワ・カルティエがパリのモントルゲイユ街31番地のアドルフ・ピカールのアトリエを譲り受けたときから、始まりました。当時は、時計ブランドとしてではなく、宝飾ブランドとしてのスタートでした。当時宝飾品といえばシルバーもしくはゴールドが当たり前だった時代にいち早くプラチナを貴金属として利用したことでも有名です。

イギリス国王エドワード7世、ポルトガル王カルロス1世、ロシア皇帝ニコライ2世など、世界中の王侯貴族がカルティエを愛用し、特に、エドワード7世からは、「宝石商の王であるがゆえに、王の宝石商」と称えられるほど御用達にされていました。

ナポレオン3世の庇護の下、名門ジュエラーとして名声を確立していたアルフレッド・カルティエの息子、ルイ・カルティエが時計部門を設立して腕時計作りに励んだことにより時計製作が始まりました。1900年代に入ると、後にジャガー・ルクルトを設立する時計師、エドモンド・ジャガーとの出会いにより、腕時計を作るという夢は現実のものへと前進し、1904年には大富豪で友人でもあるサントス・デュモンからの飛行中にも使いやすい時計が欲しいとの依頼で、懐中時計と一線を画する世界で初めての本格的な腕時計を創作。これが今でも定番モデルとなっている「サントス」の原型です。

1917年にはカルティエのスクエアウォッチとの代名詞ともなった伝説の時計「タンク」。モロッコの太守(パシャ)の注文を受けて完成した防水時計にちなみ名付けられた「パシャ」が生まれました。 1924年にトリ二ティリング、いわゆるカルティエの3連リングが誕生します。優れた詩人であり芸術家であるジャン・コクトーが愛人であるレイモン・ラディゲに贈るため「この世に存在しない指輪」をルイ・カルティエにオーダーしたのです。友情を表すホワイト、忠誠を表すイエロー、愛情を表すピンクとそれぞれ異なる色のゴールドを組み合わせ土星をモチーフに作られています。永遠の愛のシンポルであるカルティエ スリーゴールドの誕生です。1970年には、最近の日本で大ブームを起こし、すでに定番にもなっている、ビスで留められている「ラブブレスレット」や「ラブリング」が若きデザイナー、アルド・チプロによりカルティエニューヨークの為に作られました。

このようにカルティエはジュエラーとしても世界で高く評価されていますが、時計ブランドとしても世界の人々に人気を博しています。

宝石業界人において、カルティエはまさに最高の品のみを扱うジュエラーであり、精巧な技術の結集でもあるのです。世界中に有能な職人(カルティエA級・B 級・C級職人とレベル分けされている)を抱え、C級といわれる職人ですら、日本においては数名しかいないといわれています。 そのこだわりは地金の面でも出ており、一般的にピンクゴールドは絶対にサイズ直しが出来ないのですが、カルティエのピンクゴールドはサイズ直しが出来る特殊な秘密の地金配合で出来ていたりと、職人から地金に至るまで、まさに現代においても「宝石商の王」であり、「宝飾品の王」であるといえます。


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