オパールは、知らない方も多いですが大きく分けると水晶の仲間です。10月の誕生石です。

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オパール

オパール
(OPAL)

オパールは、知らない方も多いですが大きく分けると水晶の仲間です。

ブラックオパール
写真はブラックオパール
鉱物名 オパール 和名 蛋白石(タンパクセキ)
化学組成 Si02・nH2O 誕生石 10月
結晶系 非晶質で珪酸の微球粒子の立方配列 硬度 5.5-6.5
比重 1.99-2.25 宝石言葉 希望
屈折率 1.44-1.47 単屈折 語源 古代サンスクリット語の「宝石」を意味するupala(ウパラ)に由来
一般処理 - 多彩

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オパールとは?

一般に水晶とは無色透明の結晶を指し、透明度のおちるものは石英と呼びます。鉱物のなかでは、もっともありふれたものであり、地球(地殻)の約60%はこのSiO2で形成されています。それが運良く?不純物なく結晶化したものが水晶で、そのときに結晶化せず、水分を含んだ状態で、組成されたものがオパールなのです。

オパールの名前の由来は、ラテン語の宝石を意味する『opalus(オパルス)』ですが、その『opalus』という言葉自体が、古代サンスクリット語で宝石、貴重な石を意味する『upala(ウパラ=ウパーラともいう)』から派生した言葉です。

一般的にオパールには虹色に輝く遊色効果(プレイ・オブ・カラー)というものが見られ、これがオパールの特徴でもあり、この効果から、希望の証だとされてきました。古代にこの石を見つけた人間から見れば、この石の不思議な色に神聖なものをみたとしても不思議ではないと思います。 18世紀〜19世紀にかけて、ヨーロッパにおいてはウォルタースコット卿の小説のヒロインがオパールを持っていて、海に投げ捨てるまでその不幸が続いたという筋書きからと、その見た目が変わるという遊色効果が心変わりをイメージし、悪魔の石として不評でした。 現在では、日本人がオパール消費のほとんどを占めるくらい日本では大人気の宝石です。


遊色効果(プレイ・オブ・カラー)とは

プレイ・オブ・カラーとも言われ、オパールのみに見られる特有の7色に輝く虹色効果のこと。
その原理は非常にややこしいので割愛しますが、この原理が解明されてからまだ半世紀もたっていません。しかしながら、解明された事により、現在ではプラスティックでこの遊色効果を出すことも可能です。


オパールの種類(オパールの区分について)

とにかくややこしいオパールの種類と分類ですが、これは、分類方法がいくつもあり、それがごっちゃになっているからです。ここでは、できる限りわかりやすく区分を説明いたします。

(1)宝石学的な区別として、プレシャスオパールとそれ以外というわけ方があります。

プレシャス・オパール
(ノーブル・オパール)

ホワイト・オパール / ブラック・オパール
ウォーター・オパール / ファイア・オパール

もともとは、上記4種が遊色の色彩に関係なく、地色の違いによってプレシャス・オパールとされていましたが、現在ではこのほかにも下記のオパールがプレシャス・オパールに数えられます。

ボルダー・オパール / ライト・オパール

その他のオパール

コモン・オパール
ハイドロフェーン(マジック・オパール)
アンバー・オパール 地色が黄・褐色で、遊色効果を示すもので、ゴールド・オパールとも呼ばれる
ウッド・オパール 樹木の化石化したオパール
モス・オパール 苔状のインクルージョンを出すオパール
フレーム・オパール 光が縞状、または筋状に走るオパール
セミ・オパール 半透明のオパール
アイアン・オパール ピン・ポイント・オパールともいわれ、光りのポイントが小さいオパール
オパライト 不透明のオパールだが、色が美しいもの


(2)産地での区分
オーストラリア・オパール ホワイト・オパール
ブラック・オパール
ジェリー・オパール メキシコ産ウォーター・オパールに相当
クリスタル・オパール 見た目はウォーター・オパールのようだが、ジェリー・オパールのように遊色が一様でなく、赤・橙・緑・青の各色もしくは橙と青、あるいは青と緑を示し、それが強く出ているもの。
グレイ・オパール 地色がホワイト・オパールよりも灰色のもの
アンバー・オパール 地色が黄・褐色で、遊色効果を示すものでゴールド・オパールとも呼ばれる
セミブラック・オパール ブラックオパールよりも地色に透明度があるもの
クリスタル・ブラック・オパール ブラック・オパールとセミブラック・オパールの中間で、光にかざすと、わずかに透明度が見られる程度のオパール
ボルダー・オパール
コモン・オパール
オパライト 不透明のオパールだが、色が美しいもの
メキシコ・オパール ファイアー・オパール
ウォーター・オパール
カンテラ


(3)産状での区分

マウンテン・オパール

火成岩の中に出来たものをマウンテンオパールと呼びます。メキシコ・オパールがこれにあたります。マウンテン・オパールの方が一般的に透明度が高くなります。

サンドストーン・オパール

砂層中で珪酸堆積により作られたものをサンドストーンオパールと呼びます。オーストラリア・オパールがこれにあたります。



オパールの取り扱いについて

オパールを取扱うにあたり、絶対に忘れてはいけない要素として、

1.乾燥に弱い
2.衝撃に弱い

この2つが挙げられます。私が思うに、この2つを受け入れられない方はオパールを持つべきではないと思います。それくらいケアの必要な宝石なのです。

とにかく乾燥、熱に弱いですから、できるだけ乾燥する場所には保管しない事です。もしもそのような場所にしか保管できないのであれば、水を近くにおいておくか、こまめに水につけてやるぐらいの事は必要です。絶対に光や日光に晒される場所には置かないように気をつけないといけません。また、衝撃に非常に弱く、金属よりもやわらかいので、絶対にぶつけないこと。こすれるだけでも大打撃です。超音波洗浄器などはもってのほかです。


ホワイトオパール WHITE OPAL

ホワイトオパール

オーストラリア産を代表するオパールで、淡白色・白色・乳白色など、白色を主体とする淡色の明るい地色に遊色効果を持つオパールの事。

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ブラックオパール BLACK

ブラックオパール

オーストラリア産を代表するオパールであり、最も希少価値が高いオパールということでも有名で大変人気があります。選定基準は重要なものから、色彩、色の割合、色の鮮明度、重さ(大きさ・形)の4つあり、色に関わるものが4つのうち3つを占めています。

色の評価は上から、赤、橙、黄、インディゴライト(藍色)、紫、緑、青の順番で、一つの石の評価の高い色が何種類も入っているほど価値が高くなります。ですから、最も価値の高いブラックオパールは、真黒な地色の上に、真赤が多く含まれ、他の6色が全体的に遊色している物となります。

また、メキシコでもブラックオパールがわずかながら算出され、黒メキと称されています。

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ウォーターオパール WATER OPAL

ウォーターオパール

地色がほとんど無色透明なオパールで、ウォーターオパールは緑色・青色の遊色を出現させるものが多く、日本で好まれる赤色の遊色が鮮やかに顕れるものは少なくなります。アメリカでは青緑の遊色が好まれる為、ウォーターオパールは海外でも高い評価を得ています。

ウォーターオパールはオレンジ色を地色とするメキシコオパールの変異形である為に、その産出量は多くありません。日本では古くから白メキと呼ばれて評価されている特別なオパールで、水滴に遊色が浮かぶイメージとファイアーオパールの火に対して水であるウォーターオパールという名称が付けられています。

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ファイアオパール FIRE OPAL

ファイアオパール

黄色から、橙色、赤までの地色を持つメキシコ産のオパールで、遊色効果を持つものはもちろん遊色効果を持たないものも、その火色の美しさからプレシャス・オパールとして扱われています。クリスタル調の透明感を持つ宝石はなく、透明度が上がっても半透明の雰囲気を持ち続ける宝石で、ファセットモザイクが強い輝きを見せる宝石とは異なり、柔らかなオレンジ〜赤色の彩りを楽しむ宝石となります。
ブラックオパールと共に非常に人気の高いオパールといえます。

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ボルダーオパール BOULDER OPAL

ボルダーオパール

主にオーストラリアのクィーンズランド州から産出され、一件ブラックオパールと似ていますが、ブラックオパールは灰色もしくは黒の母岩の上に遊色層の現れたものであり、対してボルダーオパールは、茶色い褐鉄鉱の母岩の上に遊色層の現れたものです。石の裏側から見るとすぐに判別できますが、表面から見る上ではブラックオパールとかわらない遊色効果を示すものもあります。

かつては、ブラックオパールと差別化するために付けられた名称であり、価値は5分の1とも言われましたが、ブラックオパールが品薄ということもあり、綺麗なボルダーオパールの価値も人気も上がっています。しかしながら、このボルダーオパールの産出すら、減少傾向にあります。

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ライトオパール LIGHT OPAL

 

ライト・オパールは一般的にはホワイト・オパールとも呼ばれていますが、厳密に言うと正しくありません。ライトオパールは、同じオーストラリア産のブラックオパールと明確に区別する為の名称で、地色が半透明の淡いクリーム色、乳白色、白灰色となるプレシャスオパールを指しています。この地色の彩りはさらに分類されて、乳白色と白灰色はホワイトオパールとなります。

ライトオパールは遊色の出現が個性的で、地色の透明感が高い宝石は、遊色に紫色を顕すものが多く、不透明の宝石はブラックオパールに匹敵する鮮やかな孔雀色の遊色を見せるものがあります。

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コモンオパール COMMON OPAL

 

コモンオパールとは遊色効果を示さないオパールのことで、あまり日本で販売される事は少ないのですが、地色の綺麗なものはファセットカットされることもあります。ただし、メキシコ産のオレンジ色を呈するファイア・オパールだけは全く別物扱いでプレシャス・オパールに含まれます。

プレシャス・オパールの産出地のほとんどがメキシコとオーストラリアですがコモンオパールの産出地はオレンジ色を除いた大部分はペルーで産出し、ブルーオパール・グリーンオパール・イエローオパール・ゼリー・オパール(無色)などが挙げられます。

ほとんどのコモン・オパールは半透明〜クリーミーな彩りを持って生まれるのですが、イエロー・オパールは、クリスタルに近い透明感を持った結晶が出現することもあり、カットされるとシトリンやイエローベリルと区別がつかなくなるほどです。また、コモン・オパールの中で無色の色調を呈するものは、その見掛けの印象からゼリー・オパールと呼ばれています。

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ハイドロフェーン(マジックオパール)HYDROPHANE(MAGIC OPAL)

 

ハイドロフェーン(マジック・オパール)は、ミステリアスオパール、カメレオンオパールとも呼ばれ、水分を吸収して状態が変化し、ホワイトオパールに近い乳白色から、半透明〜透明の遊色オパールとなります。宝石には様々な特殊効果があり、驚かされますが、水に浸けて状態が変わるという特殊性は他の追随を許さない程にミステリアスです。 水分の浸透はオパールの組成に内部から影響を与える為、状態の変化を楽しむ為に『精製水』が必要です。水道水では消毒用の石灰(カルキ)や、ミネラルウォーターでは鉱質分(ミネラル)を含み、オパールの色相が変化する可能性があるので要注意です。 水分の吸収と発散は、ルースのサイズや特性によって10分〜数時間かかる場合があります。また水分から遠ざけると自然乾燥によって不透明石に戻ります。

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カンテラ付きオパール CANTERA OPAL

カンテラ付きオパール

メキシコオパールの母岩である流紋岩質をメキシコ名でカンテラと呼ぶことから、母岩付き遊色オパールが一般的にカンテラ・オパールと呼ばれています。その独特の風貌から、ジュエリーとしての使用は少なく、どちらかといえばコレクションアイテムとして人気があります。

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